だんだんと暮れていく
薄暗い部屋
もう顔も見えない
明るくしませんか?と言いたい
言えない
暗さに気づいてないのかな
沈黙
ときより水の中から湧き出てくる小さなあぶくみたいな語り
ボクは聴く
いや、ただ言葉が出てこないだけ
うなづくしかできない
はっと気づいたように、電気のスイッチをつけてくれる
隅々まで行き渡る光
他人であることが証明されたようで安心する
次に来た時にはもっと暗く深い場所まで行けたらなあと思う
働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話
WANTOK(ワントク)とはこの本の中に出てきた言葉。